基礎化粧品の知識

乾燥肌治療薬の種類と効果について説明しています

クレンジングフォーム 洗顔フォーム 乳液 化粧水

乾燥肌向けのお薬

乾燥肌に、最適なお薬が、世の中には意外とたくさんあるものです。夏場はうるおっていた肌が、秋・冬と空気が乾燥する季節にはかさかさの肌になって、ヒビ割れたりアカギレができ、痒み・痛みが強くなる人が多いのです。

このような状況を乾燥肌と呼びますが、受診した皮膚科でよく出されるお薬には次のような種類があります。乾燥した肌に一番重要なのは保湿する事なので、白色ワセリン、尿素軟膏、MPS軟膏などの保湿用の外用薬がよく出されます。

保湿用の外用薬は、お風呂上がりの清潔で角質層が水分に潤っている肌に使うとより効果が高いです。更に乾燥肌による湿疹などができ、赤い炎症を起こしている時には、ステロイド外用薬が出されます。

乾燥肌は市販薬で効果のでる場合もあり種類も最も多く、有効成分としては尿素を始め「リドカイン」「ジフェンヒドラミン」「グリチルリチン酸」「アルゲコロイド」「パンテノール」「ビタミンE」などが痒みや保湿に良い成分とされています。

ステロイドは短い期間で症状を抑える事ができ、乾燥肌系アトピー肌の方にも非常に有効です。顔・首などの皮膚が薄い繊細な部分には、非ステロイド系の外用薬で炎症を鎮めます。乾燥肌で痒みがひどい時には、抗ヒスタミン剤が主に治療に用いられます。